2018.07.20(金)
〈リサーチ・レジデンス成果上演〉『Thin as Skin: Choreographies of Identity』
ダンスパフォーマンス 主催事業2018.07.20(金)
〈リサーチ・レジデンス成果上演〉『Thin as Skin: Choreographies of Identity』
ダンスパフォーマンス 主催事業国際的に高い評価を得るベトナムの伝統楽器ダン・チャンの演奏家であるNguyễnThanhThủy(グエン・タン・トゥイ)とダンサー/アーティストの宮北裕美による国際共同プロジェクト。伝統音楽の技術と実験的な音楽の実践を通してジェンダーについて深く洞察するグエン・タン・トゥイと、「身体=モノ」を問い続けインスタレーションの発表やパフォーマンス・ディレクションなど多様な活動を続ける宮北裕美。2017年に京丹後市で出会った二人のアーティストを取り巻く世界は、音楽、音、ダンス、身振り、性、移民、地方、都市、世代など様々な事象で溢れている。宮北が身体を有機的な存在ではなく、シンプルにモノとして捉えるとしたダンスの定義に、これまで伝統楽器を演奏してきたグエンが驚いた。ハノイの劇場に関わる家庭で育ち伝統音楽をマスターした後、スゥーデンで娘を育てながら芸術の実践を行なうグエン。近年は振付家とのコラボレートを行なっており宮北は刺激を受けた。この夏、京丹後市と神戸市でのリサーチ・レジデンスと劇場でのクリエーションへ経てワーク・イン・プログレスとしてのパフォーマンスを行います。プロジェクトは2019年にスウェーデンで上演を予定。
二人の「身体」の定義は真逆のように見えるが、皮膚一枚ほどの違いなのかもしれない。私たちを定義付ける、その何かを振り付ける。
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2012年に京丹後市へ移住してから環境が大きく変わり、アーテ
宮北裕美
イリノイ大学芸術学部ダンス科卒業。「動かないダンス」と「モノそのものの動き」を追い続けてゆくうちに、即興パフォーマンスや視覚芸術の可能性を探り始める。2011年よりサウンド・アーティスト鈴木昭男と共にパフォーマンスを続け、愛知県芸術劇場(2014)、ザツキン美術館(パリ、2018)などで上演している。近年、ダンサーとして活動してきた固有の時間感覚や空間感覚を美術表現へと持ち込み《Motion / Clip》(2018、BLOCKHOUSE、東京)や《Drift》(2018、ArtisTree、香港)などを発表している。ART CAMP TANGO 2017にアーティスト、キュレーターとして参加。
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