2019.08.03(土)・04(日)
【共生社会|公開講座】8/3、8/4 レクチャープログラム
レクチャー 主催事業2019.08.03(土)・04(日)
【共生社会|公開講座】8/3、8/4 レクチャープログラム
レクチャー 主催事業〈プログラム(全4回)〉
義足のダンサーの森田かずよさんは、国内外で障がいのある人・ない人とともに数多くの舞台に出演してきました。長津結一郎さんは、日本における障がい者によるパフォーミング・アーツ研究の第一人者です。この勉強会では、森田かずよさんのソロダンス『アルクアシタ』の上演をおこない、トークへとつなげます。そして、「障がい」と「アート」を組み合わせることで、さまざまな境界線を動かし、ずらし、つなぎかえる状況を見出します。
触常者(見えないけれど聞こえる)の広瀬浩二郎さんは、「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)のあり方を探り続けています。その中でも、「さわる展示」に重きをおいています。この勉強会では、はじめに広瀬さんの基調講演をおこないます。そして、新長田で活動するまちあるき/アート/アウトドアの専門家が、それぞれの視点から「ユニバーサル・ミュージアム」の魅力に迫ります。
哲学者の西川勝さんは「老いにおいても、悲しみを飛び越さずに突き抜けて、ようやくたどり着く、深い希望が必要なのです。」と言います。「伝わらないこと」に魅せられ、自分のすべてを賭けて近づくダンサーの砂連尾理さん。子どもからお年寄りまでが、ごちゃ混ぜになって暮らすはっぴーの家ろっけんの首藤義敬さんのハチャメチャな日々。三者で老いと共にあるためらいと希望の哲学を探ります。
細馬宏通さんは、人間行動学者です。認知症高齢者グループホームで、介護の場面を10年にわたって観察してきました。福角幸子さんは脳性麻痺で車椅子ユーザー、24時間、家族や介護士とともにある生活です。介護や育児の場面で起こるさまざまなタイミングのずれを分析しながら、かしこい身体の謎を紐解きます。
特設サイト:https://hello-diversity.tumblr.com/
▶︎プロジェクトの目指すこと
このプロジェクトでは、障がいの有無、経済状況や家庭環境、国籍、性別、世代等、一人一人の〈差異〉を優劣という物差しではなく、“独自性”ととらえ、関わる人すべてが幾重にも循環していける関係性を生みだすことを試みます。
そのことにより新たな視点や価値観を見出し、社会的弱者に対する理解を深めると共に、障がいの有無だけではなく、多様な物を多様なままに映し出すことのできる、社会における真の共生とは何かを考える機会となることを目指します。
▶︎プロジェクトの流れ
このプロジェクトでは、次の5つのプログラムを実施します。
①キックオフ・ミーティング feat.新長田アートマフィア(7月7日)
②公開講座(7月〜9月)
③体験や鑑賞機会の拡充(8月〜12月)
④クリエーション+成果公演(9月〜11月)
⑤ドキュメント・ブックの作成&報告会(2月予定)
実施期間:2019年7月7日(日)〜2020年2月予定
実施場所:ArtTheater dB Kobe、新長田各所
【NPO法人 DANCE BOX】
TEL 078-646-7044 / FAX 078-646-7045
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