2019年度文化庁「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
『コンテンポラリーダンス・プラットフォームを活用した振付家育成事業』
創造環境パートナー/ダンスヒストリー
「ダンスを踊っているけれど、そういえばダンスの歴史って?」「制作しているけれど、ダンスとバレエとの関係は?」「コンテンポラリーダンスってどこから来たの?」と問われるとあまり知らない方も多いのではないでしょうか。「大体の歴史は知っているけれど、今との関係は…?今はどんな流れの中にあるのだろう…?」 そんな疑問にお答え致します。
講座後自由に質問を受け付けるスタイルで日頃の疑問を解消できる講座を目指します。
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- ■講師:芳賀直子
- ■日程:2019年12月11日(水)18時〜21時
- ■会場:ArtTheater dB KOBE
- ■対象:ダンサー、振付家、ダンス関係者・制作者など、ダンスに関心のない方もある方も歓迎。特に、ダンス、バレエにかかわる方々に、小難しくもなく、年表でもない「ダンスの歴史」に振れていただけたらと思います。
- ■受講料:1000円
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- ■内容:
- 第一部:ダンスのスタートはアンチ・バレエだった?~バレエからダンスへ~
- 第二部:ダンカン、ニジンスキーから始まるダンス、そしてバレエとの接点~現在の特に欧州を中心としたバレエとダンスの関係も含めて~
- 第三部:質疑応答
ARTIST PROFILE
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芳賀直子
- 舞踊史研究家、東京生まれ、ベルギー、鎌倉育ち。
- 舞踊、中でもバレエ史を中心に研究を行っている。専門はバレエ・リュス、バレエ・スエドワ。ベルギーでバレエという存在に出会って関心をもち、大学在学中にバレエ・リュスに出会い、本格的に研究を始める。大学では「近代舞踊史研究会」を主宰、会報『バラーレ』を編集・執筆。大学院ではバレエ・リュスに加えてバレエ・スエドワにも対象を広げ、明治大学大学院文学部演劇学専攻博士課程前期修了。(文学修士取得)
- 1998年のセゾン美術館における『バレエ・リュス』展での仕事を皮切りに、舞踊史研究家として執筆、講演、展覧会監修等を行うようになる。雑誌、新聞、プログラム、機内誌等各種媒体への執筆活動と共に、そのエレガントでアグレッシブな独特の語り口による講演の人気も高い。大正大学客員准教授、新国立劇場バレエ研修所、K Ballet TTC(Teacher’s training Course)にてバレエ史を担当。日本ダンスフォーラム(JaDaFo)会員。
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- 著書:『ICON~伝説のバレエ・ダンサー ニジンスキー妖像~』(講談社)
- 『バレエ・リュス~その魅力のすべて~』(国書刊行会)
- 『拍手しすぎる日本人、行列してまで食べないフランス人』(講談社+α新書)
- 『バレエ・ヒストリー~バレエの誕生からバレエ・リュスまで』(世界文化社)
- 『祇園祭の愉しみ~山鉾と御神輿をめぐる悦楽~』(PHP出版)等