2020.9.3
受講者レポート「大人からはじめるバレエ〈女性限定〉」
REPORT2020.9.3
受講者レポート「大人からはじめるバレエ〈女性限定〉」
REPORT
自粛期間で外に出られないストレスから「踊りたい!」と近所のお母さんからリクエストがあり、6月から始まった「大人からはじめるバレエ<女性限定>」。ご好評につき、たくさんの方にご参加いただいております!
また、8月より他のクラスも加わり、「劇場でダンスをはじめよう」シリーズがスタートしました。劇場の広さをいかして、感染対策に気をつけながら、ダンスを楽しむプログラムです。踊る楽しさを存分に味わいながら、身体と心をほぐしていきまます。開講されているのは、バレエやアフリカンダンス、韓国舞踊などの入門編のクラス。
初心者向けとはいえ、初めてダンスに挑戦することや、新たに教室に通うのはやっぱり少し不安。そんな心配を解消するために、今回、神戸大学2年生のインターン、松下いのりさんに、バレエクラスを受講し、レポートを書いていただきました。
こちらを参考に、参加してみたいプログラムを選んでみてくださいね。
https://archives.db-dancebox.org/program/
本日は、定期的に開催されている「大人からはじめるバレエ〈女性限定〉」に参加した。
劇場でダンスをはじめよう!シリーズの1つであるこのプログラムには、常連さんが多いのか、慣れた様子でスタジオに入っていく。もちろん、レッスンで使用するバーなどは事前にアルコール消毒済み、参加者の検温実施に、マスク着用、さらに予備のマスクも用意してあり、コロナ対策は万全である。ステイホームが推奨される一方で、身体を動かさないことに対する不安の高まり、そして運動への要望は日に日に高まっていた。感染症対策を万全に行い、レッスンを再開することで、参加者の不安を取り除きつつ運動への要望を満たす形になっている。
最初はストレッチからだ。30分かけてじっくりと行い、身体の緊張をほぐす。ストレッチの間は靴と靴下を脱ぎ、足を解放して行う。劇場の上に裸足で立つ感覚は新鮮であり、この新鮮だと感じる足の裏からの感覚刺激によって、普段は意識することがない身体の部分まで意識させられる。見えていない身体の存在まで、感覚から可視化されるのだ。ストレッチはヨガの要素が取り入れられ、呼吸を重視しながら進められる。例えば、大の字でごろんと寝転び、身体が重たくなるのを感じながら呼吸をする。これはヨガの、大地の呼吸と呼ばれるものである。非常に簡単で、かつ寝転ぶことで自然と深い腹式呼吸ができる。このような、ゆったりとしたストレッチによって、初心者でも緊張した体をほぐすことができるだろう。
次はバーレッスンだ。手すりの役割をするバーを使うことで、身体を安定させながらバレエを行うことができる。バレエは片足を軸として反対の足を動かす動きや、プリエ(膝を外側の方向に柔らかく曲げて伸ばす)や、ルルべ(爪先立ち)があるため、上半身のバランスを崩しやすい。バーがあることでバレエの難易度を下げ、初心者でも、昔の経験者でもレッスンに参加しやすくなっている。さらに、中間アヤカ先生が、足の形や注意するところなど、丁寧に説明されるのでとてもわかりやすい。気さくな先生であり、中間先生の存在もこのバレエレッスンに参加しやすい理由の一つであろう。
最後はバーもなし、劇場のステージ一面を使ってバレエを行う。バーがないので少し難易度が高まるが、バレエ経験者にとってこの難易度が達成感を高めるようだ。もちろん、手の動きはせずに足だけに集中するなど、難易度は個人によって調節が可能なので、初心者でも無理のない範囲でチャレンジすることができる。実際に私も手の動きがわかりにくかったため、最初は足だけ動かすことに集中した。少人数なので、中間先生が一人一人見て、注意すべき点を伝えてくれる。最後はバレエ流のお辞儀をして、レッスンはおしまい。
午前中の1時間半と短いレッスンだったが、とても充実していた。身体の負担も少なく、午後からの活動にも積極的になることができた。このレッスンで何よりも印象に残ったのは、参加者の方々がとても綺麗だということだ。それは美しく伸びた背筋や、キリッと前を向く姿、そしてバレエを通して自分の心身に向き合っているからだといえる。初めてでもとても参加しやすいバレエクラスだった。(松下いのり)
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下記連絡先までお気軽にご連絡ください。
皆さまのご参加を、心よりお待ちしております!